ダイニングベンチは後悔するって本当?メリット・デメリット徹底解説!失敗しないためのダイニングチェア選び
ダイニングベンチってたくさん座れそうで良さそうだけど、何かデメリットあるの…?そんな不安を感じている方に、ダイニングベンチのメリットやデメリット、おすすめの家族構成や使用方法、背もたれの有無やダイニングテーブルとの組み合わせ方、失敗しない選び方、おすすめ商品など、ベンチタイプのダイニングチェアについて徹底解説していきます。
目次
はじめに
ダイニングテーブルやダイニングセットの購入を考えている方なら、一度は見かけたことがある「ベンチタイプ」のダイニングチェア。
大人数が座れて良さそうだけれど、後悔するポイントは?失敗しないかな?など、心配な点は先に洗い出しておきたいですよね。今回はそんな「ダイニングのベンチタイプチェア」について詳しくご紹介してまいります。最後に、カリモクおすすめのダイニングチェアをご紹介しますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
ダイニングベンチってどんなもの?
ダイニングベンチというのは、ダイニングテーブルに合わせて使う長椅子のことです。背もたれのあるものやないもの、布張りのものや木製のものなど様々なタイプがあります。ダイニングベンチは一度にたくさんの人数が座ることができるのがメリットです。一方で長時間座ると疲れやすい、椅子が引きにくいなどのデメリットもあります。
ダイニングベンチのメリット
ダイニングベンチは近年人気が上がっています。人気の理由は、狭いスペースでもたくさんの人数が座れることと、お部屋が広くスッキリと見えること。それ以外にもダイニングベンチにはたくさんのメリットがあります。ここでは、そんなダイニングベンチのメリットをたっぷりご紹介してまいります。
01複数の人数を一度に座らせることができる
なんといってもダイニングベンチの最大のメリットは2~3人が一度に座れることです。ご家族が5人のご家庭だと、4人掛けのダイニングテーブルで余った椅子をどこに置こうか悩んでしまいますよね。椅子を引くスペースについても考えなくてはなりません。ダイニングテーブル周りに必要な空きスペースが多くなるよりは、ベンチタイプでまとめて座ってしまったほうが、無駄なスペースをカットすることができます。
もちろん、4人家族でベンチタイプを使用するのもおすすめです。1人掛けのダイニングチェアは1人しか座れませんが、ベンチタイプであれば複数の人数が座ったり、荷物を置いたりと、自由度が高くなるのがメリットです。
一人用の椅子には置けないような大きくて重たい(段ボールのような)荷物も、ダイニングベンチなら置きやすいなど、ちょっとした荷物置きとしても便利です。
02たくさんの人数が座れるため、ダイニングチェアを買うより安い
1人一脚の椅子を購入するよりは、ベンチタイプのダイニングチェアーを一台購入したほうが安くすむ場合もあります。ダイニングセットの内容にもよりますが、ダイニングチェア5台のうち3台を1台のダイニングベンチに変更すれば、おおよそダイニングチェア1台分は安くなる計算です。
とくに身体の小さなお子様は大人用のダイニングチェアよりもベンチのほうがかえって座りやすい場合もあります。ダイニングベンチのデメリットをしっかりと検討し、納得したうえでダイニングベンチを選ぶことができれば、とてもお得な買い物になるのがダイニングベンチのメリットです。
03部屋が広くスッキリして見える
背もたれのないダイニングベンチであれば、背もたれのあるダイニングチェアを置くよりも視線が低くなり、お部屋をすっきりと見せることができます。
シンプルですっきりとしたインテリアにまとめたい方にはダイニングベンチはおすすめです。ダイニングテーブルの中にベンチごと収納できる形状であれば、ダイニングセットを使っていないときにさらにお部屋を広く使えます。
04わざわざ椅子を引かなくても座れる(背もたれなしタイプの場合)
背もたれなしタイプのダイニングベンチは、360度どの方向からも座ることができて非常に便利です。少し横着な使い方にはなりますが、お子様などは後ろからベンチを跨いで腰掛けるパターンもあり、わざわざ椅子を出し入れしなくても座ることができるでしょう。このように「ダイニングに座りやすい環境」が作れるのがダイニングベンチのいいところです。
お子様に短時間でも学習の機会を付けたい場合、すぐ隣に座って宿題や課題を見やすいのもダイニングベンチのメリットです。
05ベンチが不要になった場合も使いまわししやすい
背もたれのない長椅子タイプのダイニングベンチは、玄関や縁側など、ちょっと腰掛けたい場所に置いてスツールがわりに使うこともできます。
もともとが食事の際に使う想定で作られているので汚れには比較的強く、インテリア性も高いものが多いです。長年使うことを想定してあえてオール木製のものを購入される方もいらっしゃいます。ベンチタイプはちょっとした荷物置き場としても使えるため、家具として非常に自由度の高いアイテムと言えます。
06椅子を引くスペースが少なくても使用できる
背もたれのないタイプのダイニングベンチであれば、椅子を置きっぱなしで横から入る・またいで座るという方もいらっしゃるかもしれません。基本的に椅子の出し入れを想定して作られていないため、椅子を引くスペースがそれほど大きくなくても問題なく使用できます。
07ソファと兼用して使えるタイプも
ダイニングチェアを布張りのベンチタイプにすれば、お部屋のレイアウトによってはテレビなども見やすく、ソファと兼用して使うこともできます。
ご高齢の方はソファのように深く腰掛けるタイプの椅子のほうがかえって立ち座りが大変な場合もあります。ダイニングセットであれば中腰から浅く腰掛けることができるため、日常生活において使いやすい場合もあるのです。
ダイニングベンチのデメリット
ダイニングベンチは多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。ここでは、ダイニングベンチのデメリットを詳細にご説明することで、ダイニングベンチ選びにおいてより失敗なく、納得して選んでいただけることを目指しています。
01重いため出し入れしにくく、掃除のときなどは少し大変
ダイニングベンチはそもそも複数人が座ることを目的としていますので、必然的に重量があって出し入れは重くなってしまいます。簡単に動かせないため、掃除の際は多少工夫が必要です。種類によっては軽くて安定感のあるものももちろんあります。ダイニングベンチを選ぶ際は、お掃除のことも考えて選ぶことが大切です。
02座る人同士の距離感が近くなるため、来客時などには不向き
ダイニングベンチは複数人が一度に座れる分、それぞれのパーソナルスペースが狭くなるというデメリットもあります。家族であればほとんど問題はありませんが、来客時などの着席の際は注意が必要です。逆に、座る人同士の距離感が近くなるため、食事の介助や宿題の手伝いなどはしやすい傾向にあります。お子様やご高齢の方が座られる際は、後方に転倒しないように背もたれ付きのダイニングベンチを選びましょう。
03背もたれがないとお子様や高齢者は転倒の危険もある
前章でも触れましたが、ベンチタイプのダイニングチェアーは寄りかかる場所が少ないため、長時間座るには不向きという点があります。また、背もたれのない長椅子タイプのダイニングベンチは、後方への転倒の危険性も考えられます。
小さなお子様やご高齢の方が座る場合は、背もたれやひじ掛けがついたものを選ぶことが大切です。
04長時間座っての作業や勉強には向かない。深く腰掛けるのには不向き
ベンチタイプのダイニングチェアは、そもそも椅子の出し入れに適していないため、しっかりと深く腰掛けたい方にはあまり好まれません。
また、浅く短時間に腰掛けるのには最適ですが、長時間座って何かの作業をしたり、勉強をする場合には体重を支えるところが少なすぎて疲れやすいというデメリットがあります。ダイニングセットとしてダイニングベンチをご使用になる際は、一人用の椅子と組み合わせてご使用になるのがおすすめです。
05座る人の座高に合わせて椅子の高さを調節できない
最適なダイニングテーブルとチェアの組み合わせは、チェアに座ったときの脚のももと、テーブルの天板の裏との空間が27cm~30cmになる組み合わせだと言われています。また、天板に腕を机に軽く載せた際、肘が90度になるくらいの高さがちょうどいい高さと言われています。
これをダイニングベンチに当てはめると、家族全員にぴったり合うダイニングベンチというものはなかなかないのが実情です。ダイニングベンチをお選びになる際は、家族の皆が座りやすいものを選び、小さな座布団などで調整することをおすすめしています。
ダイニングベンチがおすすめな家族構成や使い方
01小学生~高校生のお子様が3人以上いらっしゃるご家庭にはおすすめ
お子様が3人以上いらっしゃって、4人掛けのダイニングテーブルの片側に3人座りたい場合は、ダイニングベンチがおすすめです。お子様であれば限られたスペース内で効率的に座ることができ、椅子を3脚買わなくとも、ベンチ1台で充分食事の席を作ることができます。小学生未満のお子様の場合も、保護者の方が横に座って食事の介助をすることができる点では非常に便利です。
025人家族以上のご家庭にはおすすめ
ご家族が5人以上で、4人掛けのダイニングテーブルではスペースの都合上座りにくい場合も、ダイニングベンチがあると便利です。6人掛けのダイニングテーブルはかなり大きくなってしまい、置くスペースがないという場合も4人掛けのダイニングテーブルで収容できます。
03カジュアルなライフスタイルをお好みのご家庭にはおすすめ
ダイニングベンチはインテリアとしては少しリラックスした印象があります。カジュアルでカントリーなイメージとなるため、そのようなイメージのお部屋が好きな方にはおすすめです。ベンチは1人椅子よりも座りやすく人が集まりやすい雰囲気をつくることができます。スッキリとシンプルな印象も作りやすいため、おしゃれなお部屋を作りたい方にはピッタリです。
04勉強机や作業机としてダイニングテーブルを使用しないご家庭におすすめ
ベンチタイプのダイニングチェアは、浅く腰掛ける場合が多く、体重を支える部分が少ない場合が多いため、長時間座って何かをするにはあまり適していません。
30分程度の宿題や作業・書き物であれば問題ありませんが、リモートワークや受験勉強にはおすすめできません。
もしそのような用途に使う可能性がある場合は、ベンチタイプのダイニングチェアの他に、一人用の椅子も組み合わせて使用しましょう。
ダイニングベンチの選び方
01ダイニングテーブルは出入りしやすい2本脚やハの字脚を選ぶ
ベンチタイプのダイニングチェアは、椅子を引いて立ち座りすることがあまりないため、出入りしやすいテーブルの脚まわりがスッキリしたタイプを選ぶことが大切です。2本脚タイプや脚が内側に取り付けられているものを選ぶと安定感もあって出入りもしやすいダイニングセットとなります。
02高さを選ぶ
理想的なダイニングチェアの選び方は前章でも触れましたが、チェアに座ったときの脚の太腿と、テーブルの天板の裏との空間が27cm~30cmになる組み合わせです。また、天板に腕を机に軽く載せた際、肘が90度になるくらいの高さがちょうどいい高さと言われています。
ダイニングベンチの場合、なかなか座る人全員が理想的な高さになることが少ないものですが、座布団を敷くなどして調整してみましょう。お子様の場合は、成長を見越して高さを選ぶことも大切です。
03幅を選ぶ(ダイニングテーブル下に収納する・収納しない)
ダイニングベンチをダイニングテーブルの端から端までカバーする幅で選べば、より多くの人が座ることができます。収納時のことを考えて、ダイニングテーブルの脚と脚の間に収まる幅のダイニングベンチを選べば、使わないときにすっきりと収納することができます。
収納や、座る人数に合わせてお好みの幅のダイニングベンチを選びましょう。
04材質を選ぶ(本体の材質や座面の材質)
ダイニングベンチを将来、スツールや飾り棚、休憩するための椅子として転用したい場合、オール木製の椅子を選ぶことをおすすめします。ベンチはちょっとした物置きや休憩ベンチとしても大変役に立つため、お庭に置いて使用する方もいらっしゃいます。(雨に対しての耐性は確認が必要です)
一方で、座り心地や長時間のリラックスを目的にされる場合は、ウレタン入りや布張りのベンチをお選びになることをおすすめします。
小さなお子様やペットがいらっしゃる場合は汚れに対しての耐性やお手入れの仕方もチェックしておきましょう。
05背もたれの有無や肘置きの有無を選ぶ
ダイニングベンチでも最近は背もたれや肘置きがあるものも多くあります。
ソファのようなL字型やウレタン入りのものも大変人気です。
インテリア性や用途に合わせて、幅広いものから検討してみましょう。
きっとお気に入りの一台に出会えるはずです。
06お子様が小さいうちにベンチを使用し、将来的に買い替えもおすすめ
お子様が小さなうちはベンチタイプ、大きくなってきてパーソナルスペースの確保が必要になってきたら一人用チェアに変更するのもおすすめです。
そのような場合も、ダイニングベンチはスツールや荷物の一時置き場として再利用できる場合があります。
おすすめのダイニングベンチ
カリモク家具は、ダイニングベンチの取り扱いがかなり豊富です。
おしゃれで使いやすいダイニングチェアをたくさん取り揃えています。
こちらではカリモク家具からおすすめのダイニングベンチ・ダイニングテーブルセット商品をご紹介してまいります。
幅広いラインナップから商品を選べる、ダイニングベンチ特集
こちらはダイニングベンチの特集ページです。豊富なラインナップからご覧になられたい場合はぜひ一度下のリンクからご検討ください。
新しいダイニングのカタチ「ベンチスタイル」|国産家具メーカーのカリモク家具 karimoku
ソファーがそのまま食事スペースに!みんなで囲めるダイニングスタイル。
CD59モデル
■LDソファーという、省スペースの新発想
ソファーのくつろぎとダイニングをひとつにすれば、お部屋にゆとりが生まれます。また家族が自然と集い、触れ合う場所にも。
■後ろからの見た目も美しく
お部屋の真ん中に置いてもきれいに見えるよう、後姿を美しく仕上げました。
■お手入れラクラク。
モタレは置きクッション方式。カバーは取外してメンテナンスできます。
■森を守る活動を推進しています
CD59モデルのうち、主材がブナのCD592モデルとCD593モデルは、森林認証制度におけるPEFC認証の木材を使用しています。認証材を使うことで森林の最適な保全に努めています。
CD59モデル | ダイニング | 家具を探す | カリモク家具 karimoku
ダイニングもソファもこれでOK!ゆったりとくつろげるLDチェア。
CS62モデル
■ダイニングチェア+ソファの新提案
食後もゆったりとくつろげる座高400mmの、リビング・ダイニング兼用型です。スペースを有効に活用でき、マンションライフにもおすすめです。
(テーブル高さ620mm程度がおすすめです。)
■人間工学から生まれたウレタンクッション “モールドウェーブ”採用
身体の形状に沿った曲線を硬さの異なる2種類の原液でモールド成形し、耐久性と座り心地を両立させました。
CS62モデル | ダイニング | 家具を探す | カリモク家具 karimoku
木の表情が楽しめるワイドな背もたれのみんなで座れるベンチ
CU72モデル
■木質感豊かな背もたれ
ムク材を滑らかに仕上げたワイドな背もたれは、木の表情を十分に楽しめます。曲線を組み合わせた軽快なスタイルは、後ろから見てもきれいです。
■ハイテク素材“フュージョン”を採用
フュージョンは表面部・連結部・裏面部からなる画期的な三次元立体編物で、優れたクッション性を可能にしました。ベンチながら、快適な座り心地をお約束します。
■メンテナンスも楽なカバーリング仕様。
シート置クッションにはカバーリングタイプを採用。ウォッシャブル張地なら、ご家庭で気軽にお洗濯できます。
CU72モデル | ダイニング | 家具を探す | カリモク家具 karimoku
お部屋もすっきり、シンプルデザイン。安心のカバーリング仕様の背無しベンチ。
CU03モデル
■シンプルながらワンランク上のこだわりの機能
テーブルに合わせて選べる3サイズ!高密度ウレタン+超高密度ウレタンの組合せで更に優れた確かな座り心地。強度を保ちながらも足元の貫の無いすっきりしたデザインで軽量化も実現。
■合成皮革張・布張が選べます
布張はシートクッションの部分がカバーリングになっており、取り外してお手入れすることができます。クッション本体は汚れがつきにくい合成皮革“クレンズ”張なので、カバーのお手入れ中もご使用いただけます。張地だけでなく、樹種、塗装色の選択肢も豊富。どのシリーズとの組合せも自由自在です。
CU03モデル | ダイニング | 家具を探す | カリモク家具 karimoku
まとめ
いかがでしたでしょうか。これまでダイニングベンチをご検討いただいていなかった方も、ダイニングベンチの意外な魅力にお気づき頂けたのではないでしょうか。
ダイニングベンチは、限られたスペースを有効に活用したい方、インテリアにこだわってお部屋をスッキリと見せたい方には特におすすめのアイテムです。ご家族が多い方やお子様がいらっしゃるご家庭にも喜ばれています。
ダイニングベンチをご検討いただき、ぜひ、お気に入りの一台をお選びいただけたら幸いです。