ダイニングテーブルをオイル仕上げにすると後悔するって本当?選び方のポイントやメリットデメリットを徹底解説!
はじめに
ダイニングテーブルを買いたいと思っている方が、最も気になるポイントは、オイル仕上げかウレタン塗装か、メラミン天板かという点かもしれません。なぜならこの違いは、ダイニングテーブルの使い勝手を決めるとともに、インテリア性(見た目)も大きく変えるからです。この記事ではオイル仕上げのダイニングテーブルが後悔すると言われる理由を解説します。もちろんオイル仕上げにはいい点もたくさんあります。メリット・デメリットを詳しくご紹介することで、納得できる選び方をしていただけるように解説していきます。
目次
オイル仕上げ・ウレタン塗装・メラミン天板の違いと特徴
オイル仕上げ
オイル仕上げは、木材の表面に天然のオイルを塗布して木材を保護し、美しく仕上げる方法です。木の風合い、凹凸、呼吸しているような自然な木の味わいを保持したい方におすすめです。ごくシンプルな保護となるため木の質感が味わえる半面、水こぼしや傷には弱いというデメリットがあります。
ウレタン塗装
ウレタン塗装は木材の表面にポリウレタン樹脂を使用して保護する方法です。ウレタンは木材を硬く、耐久性を高め、傷や湿気から保護します。ウレタン仕上げは比較的簡単にメンテナンスでき、水濡れに強いです。しかし、自然な木の質感が失われ、表面がつるつるしたプラスチックのように見えることがあります。
メラミン天板
メラミン天板はそもそも木材ではありません。薄いプレスボードやMDF(中密度繊維板)の表面にメラミン樹脂を使用して作られた表面仕上げです。メラミンは非常に耐久性があり、汚れに強く、多くの色やデザインで提供されます。しかし、天然木の風合いはなく、プラスチックやガラス、強化アクリル板のように見えることがあります。
オイル仕上げはどんな時に困る?オイル仕上げのデメリット
01水濡れによるシミ
オイル仕上げはあくまでも一次的な水分の染み込みを防ぐためのものです。水分が浸透してしまうとシミになりやすいのがオイル仕上げのデメリットです。
ダイニングテーブルにコップを置くときは必ずコースターを使うなど、日常的に水分がつかないような工夫が大切です。
02ワインやコーヒーのしみ
水分だけでなく色がついた液体がダイニングテーブルにこぼれてしまうと色ジミもつきやすくなってしまいます。ただ、オイル塗装がしてある限り、こぼした後にすぐ拭きとれば問題ありません。
03細かい傷や汚れ
オイル仕上げは傷に対してのコーティングではないので、ひっかき傷などにはほぼ無力です。傷も含めて経年や木の風合いを楽しみたいという方におすすめです。
目立つ傷がついた場合はやすりなどで削って表面を整えることも可能ですが、それなりに知識が必要です。
04メンテナンスが必要
オイル仕上げは上記のような水分・汚れから表面を守るために、定期的(月に1回程度)にオイルを塗りこむメンテナンスが必要です。オイルは汚れを防ぐためだけではなく、木の乾燥を防ぎ、反りや割れから守ります。
少し手間ではありますが、年を経るごとに美しさを増していくのがオイル仕上げのダイニングテーブルのいいところです。
05メンテナンスが足りなかった時の反り・割れ
オイル仕上げのダイニングテーブルはメンテナンスを怠ると木が乾燥し、反りや割れが発生することがあります。また、お手入れが行き届かないとしみや傷が目立ち、美しさが損なわれる可能性もあります。メンテナンスフリーで買ったときの美しさを楽しめるという点では、ウレタン塗装やメラミン天板のほうがおすすめです。
オイル仕上げのダイニングテーブルはどんな人にオススメ?
01ダイニングテーブルを育てる意気込みのある方
オイル仕上げのダイニングテーブルはそれなりに手間もかかりますしメンテナンスが必要です。ダイニングテーブルを生活の中心に据え、こまめにお手入れできる方がおすすめです。
02多少汚れても大丈夫!それも含めて楽しめるという方
オイル仕上げのダイニングテーブルを美しいまま保ちたい!とどんなに思っていても、そもそもダイニングテーブルは料理や飲み物を置くところですから、シミがついたり傷がついたりということがどうしても発生してしまいます。そんなときにも気にせず、それも含めてテーブルの味だと考えられる方におすすめです。
家族と一緒に育っていく机というのも、なんだか素敵ですよね。
03オシャレでナチュラルなインテリアが好きな方
オイル仕上げのダイニングテーブルの最大のメリットは、木目の美しさです。木の風合い、無垢の木の美しさをいつも味わいたいという方には最高の家具となるでしょう。まるで呼吸しているような自然な質感。コップやお皿を置いた時のコトリというなんともいえない音は、木そのものの味わいがあってこそ。オイル仕上げのメンテナンス法を身に着けて、ぜひダイニングテーブルのご購入をご検討ください。
オイル仕上げのダイニングテーブルで後悔する人はどんな人?
01小さなお子様がいらっしゃる方
確かにオシャレで味わいが美しいオイル仕上げのダイニングテーブルですが、最大のデメリットは「傷やシミがつきやすいこと」。小さなお子様がいらっしゃるご家庭ではどうしても、スプーン傷や食べこぼしのシミが避けて通れません。そのようなご家庭には全力でウレタン塗装のダイニングテーブルをおすすめします。
最近のウレタン塗装は木の風合いを残した美しいものも多いので、ぜひご覧くださいね。
02お掃除やメンテナンスが苦手な方
オイル仕上げのダイニングテーブルはメンテナンスが欠かせないとともに、水分がこぼれたらサっと吹き上げるこまめなお掃除も大切です。またそれができるためには、机の上にほぼなにも載っていない状態がキープできているような管理面も大切になってきます。つまり、きれい好きの方におススメできるダイニングテーブルと言えるでしょう。
それでもオイル仕上げのダイニングテーブルが欲しい!メリットを解説!
01インテリア性の高さ
オイル仕上げのダイニングテーブルの最大のメリットは、インテリア性の高さです。つるつるしていないマットな天板は、まさに木の質感そのもの。手触り、香り、音、いろいろなポイントで木の味わいを楽しむことができます。
02劣化の風合いも美しい
傷やシミもまた味わいと捉えれば、劣化していくさまも家具の持つ美しさです。傷は人がその家具を使った、そこで過ごした時間の象徴ですから、それが刻み込まれた家具もまた長い時間を共にした仲間のような存在と言えるでしょう。
03ヤスリで削れば復活も可能
シミや傷がついてしまったら終わりというわけではありません。サンドペーパー(紙やすり)で削って再びオイルを塗り込めば、復活も可能です。
メンテナンスが苦手という方も、何年かに一度プロにメンテナンスを頼んでみると見違えるように美しくなります。
塗装ありでもナチュラル感たっぷり!おすすめのダイニングテーブル
カリモク家具食堂テーブル:DF6202E000
素材感を活かした、クラフト感あふれるデザインのダイニングセット。(チェアやベンチは単品購入も可能)木の質感を生かしながら、使い勝手の良さも兼ね備えています。
食堂テーブル(2本脚) DF6202E000 | ダイニングテーブル | 家具を探す | カリモク家具 karimoku
まとめ
いかがでしたでしょうか。オイル仕上げのダイニングテーブルは手間がかかりますが、いいところもたくさんあります。デメリットをしっかりと理解したうえでご検討いただければ、きっといいダイニングテーブルが見つかることと思います。
カリモク家具には、お手入れが面倒でなくインテリア性も高いダイニングテーブルがたくさんそろっています。ぜひ一度ショールームへお出かけください。