今のダイニングをワークスペースに変える!在宅ワークにも最適なダイニングテーブル・チェア選び
はじめに | 今のダイニングテーブルで仕事・勉強したい!という方に
リモートワークや在宅ワーク、リビング学習が珍しいものではなくなってきました。以前は集中したい、資料を整理したいという理由から書斎や子供部屋で環境を整える方がほとんどでしたが、最近はダイニングテーブルをそのままワークスペースとして活用したいという方も増えています。その背景には、「家事をしながらお子様の宿題を見たい」「温度や湿度が快適に保たれている過ごしやすい部屋で仕事をしたい」…など様々なニーズがありますが、ひとくちに「ダイニングテーブルで仕事・勉強したい!」と思っても、長時間疲れにくい環境をととのえるためには一工夫いりそうです。
今回は、今のダイニングをワークスペースに変えたい、と思っている方に、在宅ワークにも最適なダイニングテーブル・チェア選びを解説します。
カリモク家具からおすすめのダイニングテーブル・チェアもご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
目次
作り付けでワークスペースを作る場合と、ダイニングテーブルをワークスペースにする場合の違い
最近では、リビングやダイニングにワークスペースを作るご家庭も増えてきました。
しかし、その場合はおうちを建てるときから間取りにワークスペースを組み込まなくてはいけません。そのため「そもそもワークスペースがない」というご家庭も多いですよね。
また、「これから家を建てるのだけれど、ワークスペースを作ろうかどうか迷っている」という方もいらっしゃるかと思います。そのような方に、作り付けのワークスペースと、ダイニングテーブルをワークスペースとして使用する場合の違いについて解説をします。
ダイニングテーブルはキッチンから浮遊する汚れが付着しやすい
ダイニングにワークスペースを作りつける場合は、キッチンからの油分や水分が防げる場所にワークスペースが設置されるため、本やノート、PCやモニターなど、勉強や仕事に使用する大切な資料や道具は汚れから比較的守られている場合が多いです。一方、ダイニングテーブルで作業する場合、キッチンから浮遊してくる油や水分が多少ですが付着することを想定しなくてはなりません。「キッチンから離れているから大丈夫!」と思っていても、料理の油分は約3メートルは飛ぶと言われています。油が付着するとホコリやゴミも付着しやすくなるため、ダイニングテーブルで作業する際は資料や道具はこまめに収納できるようにしておきましょう。
本や資料などはキッチン・ダイニング周辺に置きっぱなしにしないようにすることも大切です。
作業スペースは圧倒的にダイニングテーブルのほうが広い
作り付けのワークスペースはあくまで簡易的な作業スペースとして設計されることが多いようです。特に作業スペースの奥行きが狭く、長時間作業することは想定されていない場合もあります。
家計簿をつける・インターネットでレシピを調べる・お子様が30分程度宿題をする…このような軽めの作業をする程度であれば作り付けのワークスペースが便利でおすすめですが、それ以上の、たとえばリモートワークや1時間以上の学習であれば個別の部屋かダイニングテーブルのほうがおすすめです。
また、お子様の宿題など隣に座ってのサポートはダイニングテーブルのほうが便利な場合もあります。
生活や学習の内容や時間に合わせて作業するスペースも変えるとダイニングまわりでの過ごしやすさが変わってきそうです。
家族が近くにいることを感じながら、どれくらい集中できるか
リビングやダイニングをワークスペースとして使用したい方の多くは、家族との会話やふれあいを大切にしている方です。しかし一方で家族の生活音は集中や通話の妨げとなる場合もあります。
ダイニングはそもそも食事や会話を楽しむスペースですから、生活音を遮断することはなかなか難しいと言わざるを得ません。
作り付けのワークスペースの場合、ダイニングの一角に半個室のような形でワークスペースを設け、防音扉などを設置すれば生活音をある程度遮断することができます。
ダイニングをワークスペースとして活用したい場合、家族の生活音との兼ね合いや集中できるかどうかが大きなポイントになりそうです。
今あるダイニングテーブルをワークスペースにする場合、どのような準備が必要?
注文住宅であれば、最初からワークスペースのアイデアを取り入れた家づくりが可能です。しかしダイニングテーブルをワークスペースとして活用したい場合、どのような点に気を付ければいいのでしょうか。ここでは、ダイニングテーブルをワークスペースとして活用したい方へのアドバイスをご説明して参ります。
1.汚れ除けのカバーや収納アイテム・掃除グッズ
ダイニングまわりは油汚れへの対策が必須です。キッチンの周りは目に見えていなくても空気中に油分が漂いやすく、漂った油分・水分は数メートル先まで浮遊して付着します。
実際、冷蔵庫や電子レンジはちょっと掃除を忘れていると油やほこりが付着しやすいですよね。同じように本やノート、パソコンなどに油汚れが付着してしまったら…。紙や精密機械と油汚れとの相性は大変悪いため、なるべく油汚れから守ってあげることが必要です。
ダイニングテーブルをワークスペースとして活用する場合、PC本体はもちろん、電源やスピーカーなどの接続ケーブルはなるべくケースに入れ、こまめにふき取るなど清掃を欠かさないようにしましょう。
本やタブレットは使用したらすぐに本棚に入れ、ダイニングに置きっぱなしにしないようにすることが大切です。
2.長時間疲れにくい椅子
ダイニングテーブルでお勉強やお仕事をされる場合、ついつい集中しすぎて時間を忘れ、半日くらい過ごしてしまった…なんてことも珍しくありません。集中してるときはいいけれど、それが習慣となってしまうと肩や腰に疲れがたまり、椅子を見直してみようかな…。と考えられる方も多くいらっしゃいます。
でも、ダイニングテーブルにワークデスク用の椅子を置くって、インテリアからみたデザイン的にはどうなのかな…?と思いますよね。
そんなときに様々なご提案ができるのがカリモク家具です。
見た目はダイニングテーブルにしっくりと馴染むのに、長時間座っても疲れにくい。人間工学に基づいた設計がダイニングチェアとしても、デスクチェアとしても優秀な作業空間を作り出します。
詳しくはこちらの記事でご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
カリモク家具のおしゃれで疲れにくいチェア紹介 ダイニングにも置けてリモートワークや学習にもおすすめな椅子 - KSP カリモクショールームパートナー (ksp-furniture.com)
3.汚れや傷に強く、集中できる環境づくり
ダイニングテーブルはもともと食事をする目的で作られたテーブルです。そのため「リラックスできる」「会話が弾む」「汚れやシミに強い」といった点が重視されています。
一方でダイニングテーブルをワークスペースとして活用する場合、「集中しにくい」「鉛筆汚れや傷に弱い」「収納がない」といった点が気になります。しかし逆に考えれば、これらのポイントをカバーできればダイニングテーブルがワークスペースとしても使いやすくなるというわけです。
例えば「集中しにくい」点に関してはノイズキャンセリング機能のついたイヤホンやヘッドホンを活用すれば、家族と同じ空間に居ながら静音環境を作り出すことが可能です。同じように、「鉛筆汚れや傷に弱い」という点はデスクマットを活用することで、汚れにも傷にも強く、衛生面でも清潔な環境を維持できます。そして、「収納がない」といった点に関しても、ちょっとしたバスケットやカバーを用意することで簡単にダイニングテーブルをワークスペースとして活用することが可能になります。
4.コンセントのプラグ(差し込み口)
ダイニングテーブル周辺で足りないのはコンセントです。最近では学習でもPCやタブレットが欠かせないため、コンセントは最重要設備の一つといっても過言ではありません。
デスク周りはコンセントが充実していますが、ダイニングテーブルの周辺にはコンセントがそれほど多くない…という場合もあるかもしれません。また、コンセントがあったとしても遠く、延長コードが必要になる場合も。そのような際は、コンセントが付属しているダイニングテーブルが便利です。
設置の際に配線を確認する必要がありますが、テーブルにコンセントが付属してれば、いつでもダイニングテーブルが作業テーブルへと早変わり。わざわざ床の延長コードを使う必要もないため、作業ストレスも半減します。
5.色味や明るさが調節できる照明
ダイニングは食事をする場所ですから、リラックスできるあたたかい色味の照明を採用されているご家庭も多いかと思います。また、ちょっと暗めの優しい照明をご使用になられている方も多いかもしれません。
しかしそこで作業をするとなると、ある程度の明るさと集中しやすい白色灯が必要になります。
このような場合は、リモコンで色味を調節できる照明を採用することをおすすめします。
集中したいときには「寒色系」、リラックスしたいときには「暖色系」といったように、目的に応じて切り替えができると気分も整い、コンディションも良くなります。
リビングやダイニングにワークスペースを作りつける際に気を付けたいことは?
自宅のLDKにちょっとした仕事や勉強もできる作業用のカウンターを設置する際は、普段の生活での使い勝手とデザインのバランスを十分に考慮することが重要です。生活導線を意識することで、すっきりとした使いやすいワーキングスペースを確保できます。カウンターの高さや素材、仕様にこだわり、実際にショールームへ足を運んで詳細を確認しましょう。ショールームでの確認は、実際の使用感や見た目を把握する上でとても大切です。ライトの位置や照明色にも注意し、光の取り入れ方を工夫すると良いです。特に作業用としては寒色系の光が集中力を高めるため、おすすめです。また、自然光の取り入れも考慮し、カーテンやブラインドの選び方にもこだわりましょう。
オフィス兼用のスペースとして考えておられる際は、書類を収納する棚やテレビの設置場所をうまく決めてください。書類の収納は、仕事の効率を高めるために重要であり、使いやすい位置に配置することがポイントです。さらに、集中とリラックスのバランスを考えることで、コンパクトながらも機能的なスペースを実現できます。デスクの向きや椅子の配置にも注意を払い、長時間の作業でも快適に過ごせるようにしましょう。
また、仕事の合間に気軽に話ができるよう、室内窓やデスクの向き、共有スペースも確保しましょう。共有スペースは、家族とのコミュニケーションを円滑にし、リフレッシュする場として活用できます。さらに、デスク周りのインテリアにも工夫を凝らし、好きなアイテムや植物を配置することで、心地よい空間を演出します。これらのポイントを踏まえて、自宅のLDKに理想的な作業用カウンターを設置し、快適で機能的なワークスペースを実現しましょう。
ダイニングテーブルとしても、ワークスペースとしても優秀なおすすめダイニングテーブル
配線つきのダイニングテーブル
品番:DW6410E102
キレイに隠せる配線ダクト付き。使い勝手のよい脚デザインも魅力。ホットプレートなどの調理器具、スマホやパソコンの充電コードなど、
天板上に配線ダクトがあれば、使い勝手もコードの収納にも便利です。
食堂テーブル(配線対応) DW6410E102 | ダイニングテーブル | 家具を探す | カリモク家具 karimoku
まとめ | 用途に応じてフレキシブルに対応できるダイニングを
いかがでしたでしょうか。納得したレイアウトを完成させるためには、他の住宅や住まいの事例を参考にして、自分に合った方法を見つけることが大切です。インターネットや雑誌などで情報を収集し、最適な配置やインテリアのアイデアを取り入れるのも良いですね。
ダイニングテーブルをワークスペースとしても活用したい方の多くは、子供や夫婦間の対話、ふれあいを大切にされる方です。忙しい毎日の中で、限られたスペースを有効に活用したい。そのためにもフレキシブルに対応してくれるダイニングセットがおすすめです。もし、そのような家具をお探しでしたら、ぜひカリモクマイスターが常駐するKSPにご相談ください。各種イベントでも皆さまをお待ち申し上げております。